実験室 死んだバッテリーの再生 ※自己責任で どうなってもあたしゃ知らん!

20200425 コロナで仕事は休業 自宅待機で暇なので 実験でも・・・・。

今回の実験対象はバッテリー これは 140D31Lボッシュの完全シールド鉛バッテリーです。
昔からバッテリーはボッシュを愛用しています。 もう16年前のものです。
前の愛車クラウンで5年ほど そのあと引退して数年はUPSの電池として活躍してましたが、
4年位前から死亡、膨れ上がり、起電圧は0V 13.5Vでいくら電圧かけても充電すらしない状態でした。

※この再生は完全に死んで、鉛が欠落して振るとカラカラ音がするような状態です。
 死亡の状態によって再生方法も違います。※

これを とりあえず上のカバーを無理くりひっぺがします。 再利用はできないので、もし再生できても車等の
振動・傾きの用途には不可能です(せいぜいUPSの電池や実験用に)
こういう再生は 要保水のキャップ付きバッテリーがいいですね〜でもボッシュは・・・。

このバッテリーは振るとカラカラと音がします。=もう鉛がお剥がれ落ちて中でショートですね〜。
このような完全死亡は 再生しても定格の20%容量、CCAでも1割程度にしか復活できないでしょう・・・・。
 やるだけ手間とお金かかりますが・・・。
まずは中に残っている汁を抜きます。

抜いた汁には このようにペースト鉛が剥がれ落ちて溶け出してます。 
これは もうサルフェーションどうのこうのの話ではなく物理的に壊れてます。
 それでもとりあえず 中身を数回洗います。 特に大きな鉛の塊 カラカラする物体が全部出切るまで
水を入れて良く振って抜いてそ繰り返します。
このときにホースでの水圧だと弊害が大きいので、振る程度でいいでしょう。
D31という糞でかくて重いバッテリーなので 5回でダウン、出てくる汁がかなり薄くなったのでもういいでしょう。

洗い終わったら、水を適当にいれます。 極板が隠れるくらいですが、 完全シールドで見えないので
水を満タンに入れて、口のほうを横に45度程傾けて出切ったくらいでいいでしょう。
 すこし休ませて 起電力を測ると!?なんと8Vも湧いてきたじゃあーりませんか!。

上のペットボトルは1回目の抜いた汁の上澄みです。 これは硫酸度高いので中和処理が必要になります。
まずは処理は後回しにして、濾過して取っておきましょう。
処理は重曹で中和させるのが手軽かな? ハイターのうほうが量も少なくていいのですが、辺り一面カルキ臭くなります。

さ〜て ここで水のまま びっくり電圧で目覚めさせましょう。
かける電圧は4CV=50V程度まで (ちなみにアタシの電源だと30V5Aしかない)
電流はそんなに流れない筈ですが もし1C近くも流れるのなら、まだ内部ショートしています。
 再度内部を水洗いして カラカラ音のする鉛を完全に流しきっても駄目なら・・・ここで完全死亡確定ですね。チーン
 そんなに流れない筈なので 0.1C=6A(140Dなので)リミットくらいで 電圧をかけます。
最初は流れても数十mAくらいでしょう、1時間もすれば 数百mA〜流れてきたら復活の見込みあり
いくらたっても電流増えなければ 最初に抜いた希硫酸を各セルに適当に少量いれてみてください。
ココでだめなら・・・これも死亡ですね・・・ハイ巨大電界コンデンサーのできあがり。チーン
 んで目覚めたら(数百mA流れ出したら)徐々に電圧下げていき最終的には15Vくらいまで(適当でOK)。
写真は目覚めた直後の起電圧 12V近いですね〜見込みありです。

上は治療につかった濾過した希硫酸。
 水での充電が適当におわったところでは容量の数%です。
※ここまでの水は水道水で十分です。
 ココから先は精製水・・・は高いので湯沸し使ったほうが精神的にはGoodでせう。
ここで最終的に中の水を全部抜き 正しい濃度(約30%)の希硫酸を極板ギリギリまで
(比重測定のスポイトで吸える位まで)ぶち込みます。

そして本充電・・・途中比重が高くなりすぎるので・・・(※極板状態と電界液の状態他によっては、比重が下がる場合もあります)
 水(精製水)で薄めて充電完了時に目的比重になるように最終調整。
充電完了も新品のようにはサイン出ないので 13.5Vで0.01Cまで電流下がればもう十分でしょう。
もう いいかげんバッテリーですから 比重は 1.24でも1.26でも1.1(笑)でも 好きな比重に作ってください。
まあ充電完了時に1.28で比重を作ることで 電解液自体の抵抗値は最低になります=電池の内部抵抗を下げる

濃硫酸だけで500g税抜き1200円もかかります。(※硫酸は薬局に予約してハンコ・署名・身分証が必要です)
このD31で電解液は約1.5リットル 濃硫酸はぼ1瓶使用・・・Org

これだけ手間かけて 今回のバッテリーは・・・容量は定格の5% CCAは定格の2%しか取れませんでした。
 最近流行の大容量電界コンデンサーのほうがマシだったりして?(笑)

あっ最後にこのバッテリー使用時には ガムテープで蓋してくださいね。



蛇の足 バッテリー液が減少するのはHとOの合体物が蒸発する為であって 補充は純水(精製水)を補充です。
     ※んが! それは教科書の理論です。 実際は蒸気中にも硫酸分がかなり含まれて居ます。
     その証拠がバッテリーターミナルが腐食したり、まわりの金属が腐食していきます。
     バッテリーのキャップ 密閉ならガス抜き穴の側に リトマス紙を置いてみてください。
     充電するたびに赤く染まっていきます。 これは 放出されるのが純粋なる水(H2O)だけじゃない
     ってことの証明です。
      なのでバッテリーの補水に純然たる水(精製水)だけを補充していくと当然比重は減っていき
     新品時の比重には戻らなくなっていきます。 (それ以外に極板の劣化の原因の方が大きいですが)
      もちろん蒸発する物質の殆どは教科書通りのHとOの合体物 つまり水蒸気ですから 
     比重1.26なりの電界液を補充したのでは比重が高くなりすぎます。
      電解液を希望水位に(精製水を)補水し、充電完了時に本来の希望比重になるように硫酸で調整するべきでしょう。

      また知られているように鉛電池には車用のスターターバッテリーと電動フォークなどのサイクルバッテリーがあり、
     サイクルバッテリーは使い切ってフル充電の繰り返しの使用(なのでCCAは関係ない=瞬間的大連流は取れない)。
     スターターバッテリーはエンジン始動時に大電流の放出(大体10C以上 正しくはCCA値)、その後はオルタネーター
     で必要電流をまかなう。 という使い方です。
      スタターバッテリーは深放電に弱く(容量の50%程度)まで使うと劣化が激しく、
       深放電を数回繰り返すと寿命になります。
      75%以上の深放電だと回復すら困難になります。
     なのでバッテリーあがりしたものは始動できても早々に交換するのがよろしいでしょう。(まずはあげないこと!)

      最近話題ではサルフェーションという性能劣化の状態が言われています。(サイクル・スターター問わず)
     簡単にいうと長時間の放電放置により電極に硫酸生成物(硫酸鉛)の結晶が電極を覆い
     これにより実質の電極面積が狭くなり 容量の低下、性能の低下になる現象です。
      この解消には現在3つの方法があります。

     1 薬剤投入により電解液の活動を活性化し結晶を硫酸と鉛に戻していく方法
      電撃丸やナノカーボンなど いろいろ在ります。
       これらは実際には投入しただけでは殆ど効果は無く、充放電と繰り返すことにより(特に充電の液流)
       徐々に結晶が取れて硫酸に溶け込んでいきます。
     2 電撃パルスにより結晶を落とし硫酸に溶かしこむ方法
      電極間にパルス負荷装置をつけ 1KHz〜数10KHz程度、0.1〜数秒程度の間隔、掛ける電圧は2CV〜数CV
      これをバッテリー自身からチャージした電力で動作させ、このパルスの衝撃により結晶を剥がします。
       また充電時使用では 充電電流にこのパルスを印加し(電圧は同じく2CV〜数CV)より効果的に結晶を剥がします。
      んが、これも製品と結晶度合いによりますが、数回の充放電、放電で数週間かかるようです。
      車に据付の装置ですと当然暗電流喰いますから、自動停止装置は付いているでしょうけど
       自喰いでバッテリー上がりになることに気をつけましょう。
     3 物理的衝撃により結晶を剥がす方法。
      簡単に言うと こびり付いた結晶をゴリゴリと剥がす事ですが、実際には不可能なので
       バッテリーをコンコンと叩いて衝撃を与える、密閉してシェーカーのように降る(軽くネ)
      重いバッテリーだとアスリートでもなければ振るのはむりでしょうけど、費用ゼロで効果は一番早いです。
      ※衝撃を与えすぎて(やりすぎて)極板に塗られているペースト鉛を剥がさないように・・・元も子もなくなります。
      車載であれば走行充電されると共に振動も加わりますのでサルフェーションが解消されていきます。


     サルフェーション対策はありますが、まずはサルフェーション化させないことです。
     それには 放電したまま放置しないこと! 定期的に充電すること(補充電でOK)
     車なら定期的にある程度の距離運転すること(バッテリー以外にもエンジンの為にもGood!)
     また定期的に乗れないのならば ソーラーパネルなどの補充電装置を活用する等必要ですね。





     蛇の足 その2  オカルトチューンについて
      もう完全に正体バレて今更やる人少ないと思いますが・・・ コンデンサーチューン
     バッテリーに並列に電界コンデンサーを繋げれば CCAテスターは騙されて大きなCCA測定値を表示します。
     これを言訳にコンデンサーを付ければ 燃費アップうんうん・・・ ありえません!!!!
     その取り付けたコンデンサーでエンジン回せますか? 否ですねアホですね〜死んだ方がいいですね〜。

     これらのオカルトチューン は許しません。 馬鹿だね アホだね で片付けます!!
     現在 トルマリン アルミテープ マグネット アーシング オイル添加剤 燃料添加剤・・・ オカルトと認定してます。
     各社新車開発に億単位の開発費をかけてます。 無知のアホの素人の思いつきでお小遣いでできるチューニング?・・・
      そんなもんでデーターの改善あるのならメーカーが採用してないと思いますか??

     オカルトチューンで経済を循環させてる御仁に・・・。
      あのさ〜 それら全部取り外して元の状態の戻してオイル交換して(安いオイルで十分)
     データー測定して御覧なさい!!! 外した方が遥かに良いデーター出てますから! 保障しますヨ。


  あっ 蛇の足 も自己責任でね! どうなってもあたしゃ知らん!。








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