HK808改   1総通☆23☆の通信術はこれで合格を頂きました。

現行の808を入手しました。
気に入らない現行702の大理石の土台に この808のユニットを組み、
小型の808を作ってみました。




現行808の接点部分
下側の受け接点の周りにギザが入り 調整がしやすくなった。

あわせて リア接点もフロントと同じく2.5mmのものに変わった。
(旧型のリア接点は、上下とも1mmの極細を使用していた)





名盤はここにつけてみました。


改造新型808と旧808



ネジのデザイン、端子のデザイン、裏側の配線など
性能にはあまり関係ない部分の細部の変子が見られます。

ただ基本的な打鍵感触は殆ど変わっておらず。
どうにか今でも ハイモンド社のフラッグシップの座は守られているようです。
(新型HK8はハイモンド製ではなくOEMなので除外)


例によっていつものように スプリングが弱すぎるため。
300g程度では透明カバーが閉まらなくなります。
本物808なら この台の裏側の高さがあるため、ワッシャーを3枚かませましたが、
702ベースのため この高さが5mmほど低くなっています。
その影響でワッシャーは1枚しかかませられず、なおかつネジが机面にあたるので、
ネジを短くカットしてます。


また本物808では裏側にベアリングカバーから接続される受けネジが4本、
端子のネジが2本出てます。
しかしそのとおりに改造するには 大理石に6箇所新たに穴をあける必要があります。
小さい大理石なので強度が大幅に落ちます。
大理石の強度よりも、その下の土台のABSの強度の方が不安。
(ただでさえ柔らかくて、打鍵時のゆがみが気になるのですからね)
そこで新たな穴は開けずに、
702の部品を流用し、プラスチックのユニット内でのジャンパー配線とし、
裏側に出るネジは702と変わらない状態になっています。

穴を開けないために・・・


この真鍮の長いナットを黒いベース台に接着剤でしっかりと付ける。



裏側の真鍮のスリーブも曲がらないように注意しながら、
接着剤でしっかりと付ける。
808は裏側で配線されていますが、702の部品を流用し、
ここでジャンパーさせている。
グランド側(青い配線)のM3のネジは808のものではなく少し長い
支点用のネジ4本のうちの一本をここに使用。


そのままでも大理石にはぴったりと接触できる筈ですが、
より密着させるため薄いゴムのシートを大理石との間に噛ませる。
0.5mmくらいの厚さのものなら何でもかまわないと思いますが、
いつもツマミに被せている 愛用の指サックの古くて破れたものを
小さくカットして使ってみました。

スペック(当局オリジナルなのでカタログは無い!)
台の幅                      88mm
台の奥行き                  145mm
(これは当然702と同じです)
ツマミ(つば)まで含んだ奥行き      172mm
机面からツマミまでの高さ          88mm
重さ                       800g
(なぜ702のカタログデーター 1Kgより軽いのだろう??)
(これは現行シリーズの大理石は天然ではなくコストダウンのために
人造大理石に変わったため大理石の重量が軽くなったことによると思われる)

※分解して計測した訳ではないので、寸法には測定誤差があります。



総評

基本的には変更がないので 打鍵感触は808そのものです。

これで固定用の808と、一回り小さくて愛らしい移動のお供808の2台。
当局のリファレンス電鍵(評価標準電鍵)が2台になりました。




追記

しばらく使用していたのですが、純正(大型)808に比べて重量が少ない為
熱くなって打鍵していると使用中に動いてしまうことが度々ありました。
 私の場合の打鍵癖では、 電鍵のお尻側(陸端子側)が反時計回りに 動いていきます(笑)
  本来通常の(プロが使う)電鍵であれば
    電鍵が動くような打ち方自体が大きな間違いなのですが・・・。
※スエーデンキーやハイモンド802、ベビーキー等は(プロは使わない)設計が設計なので
動いて当然、何らかしらの固定手段を用いないと通常の打鍵すらおぼつかないでしょう。

そこで 長さ70mm 幅30mm 厚さ5mm の真鍮板を2枚貼り付けてみました。
重量はたかだか1枚90g 2枚で180gしか重くなっていませんが、貼り付ける位置が
非常に良かったため 電鍵が動くことはなくなりより安定して打鍵できるようになりました。

ついでにスプリングも もう少し(400g〜450g)欲しかった為 下側スプリングの
固定方式を変更して 折れた細い六角レンチを固定バーにしました。
(これにより最低のスプリングの強さが180gより軽く出来なくなってしまいましたが・・・。



このように陸端子の真下の左右に 丁度計ったように2枚の真鍮板が収まりました。
たかが180g されど180g 私の打鍵ではびくともしなくなりました。
 ちなみに手前側にも1枚真鍮板を付けられますが、ここに付けても無意味です。


スプリングの固定の様子
 純正の引っ掛けボルトは一切使わず スプリングの輪に棒を通しているだけ
(そういえば古いタイプの電鍵も この固定方式が殆どでしたね。)


重石を増設して格段に安定した 小型808 (808改)は
分速140字でもぶれることはありません。
(これ以上の速度域は当局の鍛錬不足でわかりません。 まだまだ修行の身ですから)

この愛らしい小型808は KY3をおしのけ メイン電鍵の座を奪おうとしています(笑)

(参考)純正HK808の打鍵音(MP3)

















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