1 各資格の試験科目、問題数、配点、合格点及び試験時間等

 

地理、英語

資  格

試験科目

問題数

 

 

 

試験時間

1問あたりの配点

問題

形式

1問あたりの設問数

第一級総合無線通信士

第二級総合無線通信士

地理

4

50

A形式

10

200

120

1時間

英 語

英文和訳

2

20

A形式

又は

B形式

5

40

60

(注1)

1時間30分

 

4

和文英訳

3

10

B形式

5

30

英会話

7

5

A形式

1

35

(注2)

第三級総合無線通信士

英 語

英文和訳

2

20

A形式又は

B形式

5

40

40

1時間30分

4

和文英訳

3

10

B形式

5

30

第一級海上無線通信士

第二級海上無線通信士

英 語

英文和訳

2

20

A形式

又は

B形式

5

40

60

(注1)

1時間30分

4

和文英訳

3

10

B形式

5

30

英会話

7

5

A形式

1

35

(注2)

第三級海上無線通信士

英 語

英文和訳

2

20

A形式

又は

B形式

5

40

60

(注1)

1時間30分

4

和文英訳

3

10

B形式

5

30

英会話

7

5

A形式

1

35

(注2)

航空無線通信士

英 語

英文和訳

2

20

A形式

又は

B形式

5

40

60

(注1)

1時間30分

4

和文英訳

3

10

B形式

5

30

英会話

7

5

A形式

1

35

(注2)

 注1 英会話の得点数が15点未満の場合は、英語の試験を不合格とする。

 注2 試験時間は、出題内容により30分以内の時間とする。

 

資  格

試験科目

問題数

 

 

試験時間

1問あたりの配点

問題形式

第一級海上特殊無線技士

英会話

5

20

A形式

100

60

(注1)

注1 試験時間は、出題内容により30分以内の時間とする。

 


2 各資格の試験科目、問題の形式、字数、配点、合格点及び試験時間等

 

電気通信術

資格

試験科目

問題の形式

(種目)

問題の字数(注1)

配点

合格点

試験時間

第一級総合無線通信士

モールス電信

送信

和文(注2)

375

100

210

(注4)

5分

欧文暗語(注3)

400

100

欧文普通語(注3)

500

100

受信

和文(注2)

375

100

210

(注4)

5分

欧文暗語(注3)

400

100

欧文普通語(注3)

500

100

直接印刷電信

送信

欧文普通語

250

(注6)

5分

電話

送話

欧文暗語

100

100

80

2分

受話

欧文暗語

100

100

80

第二級総合無線通信士

モールス電信

送信

和文(注2)

375

100

210

(注4)

5分

欧文暗語(注3)

400

100

欧文普通語(注3)

500

100

受信

和文(注2)

375

100

210

(注4)

5分

欧文暗語(注3)

400

100

欧文普通語(注3)

500

100

電話

送話

欧文暗語

100

100

80

2分

受話

欧文暗語

100

100

80

第三級総合無線通信士

モールス電信

送信

和文(注2)

210

100

190

(注4)

3分

欧文暗語(注3)

240

100

欧文普通語(注3)

300

100

受信

和文(注2)

210

100

190

(注4)

3分

欧文暗語(注3)

240

100

欧文普通語(注3)

300

100

第一級海上無線通信士、第二級海上無線通信士、第三級海上無線通信士

直接印刷電信

送信

欧文普通語

250

(注6)

5分

電話

送話

欧文暗語

100

100

80

2分

受話

欧文暗語

100

100

80

航空無線通信士

電話

送話

欧文暗語

100

100

80

2分

受話

欧文暗語

100

100

80

第一級海上特殊無線技士

電話

送話

欧文暗語

100

100

80

2分

受話

欧文暗語

100

100

80

航空特殊無線技士

電話

送話

欧文暗語

100

100

80

2分

受話

欧文暗語

100

100

80

国内電信級陸上特殊無線技士

モールス電信

送信

和文(注2)

225

100

70

3分

受信

和文(注2)

225

100

70

第一級アマチュア無線技士

モールス電信

受信

欧文普通語(注5)

180

100

80

3分

第二級アマチュア無線技士

受信

欧文普通語(注5)

90

100

85

2分

第三級アマチュア無線技士

受信

欧文普通語(注5)

50

100

90

2分

注1 試験問題の字数は、次により計算するものとする。

モールス電信の問題については、モールス符号1個を、電話の問題については、文字1個をそれぞれ1文字として計算する。この場合、モールス符号又は文字とは、問題として示された文字のほか、次のものを指す。

(1) モールス電信

ア 試験開始時の「HRHR」の符号を除くすべてのモールス符号

イ 電報形式において、本文が60字を超えるときに、60字目ごとの字の次に送信する「・・−−・・」の次に置く約5秒の間隔及び2通以上にわたるときに、各通間に置く約5秒の間隔は、次の字数に換算する。

(ア)和文の場合    6字

(イ)欧文暗語の場合  7字

(ウ)欧文普通語の場合 8字

(2) 電話

「本文」及び「おわり」の語

2 和文電報形式による。

3 欧文電報形式による。

4 各々の問題の形式ごとに、その得点が30点に達しなかったものがある場合は不合格とする。

5 欧文文書形式による。

6 問題文に従い、200字以上正しく入力された場合は、合格点に達したものとする。


3 電気通信術(モールス電信及び電話に限る。)の採点

 

(採点基準)

(1) 採点は、次の表の基準に従い不良点減点の方法により得点を定めるものとする。ただし、減点すべき点数が100点を越えるときは、100点とする。

     採  点  区  分

      点    数

 

誤字、脱字、冗字

  1字ごとに     3点

符号不明りょう又は発音不明りょう

  1字ごとに     1点

未送信

  2字までごとに   1点

訂正

  3回までごとに   1点

品位

           15点以内

 

誤字、冗字

  1字ごとに     3点

脱字、書体不明りょう

  1字ごとに     1点

抹消、訂正

  3字までごとに   1点

品位

           15点以内

 

(誤字、脱字等の定義)

(2) 誤字、脱字、冗字等の定義については、次の各号によるものとする。

ア 「誤字」とは、送信すべき試験問題のそれぞれの文字、数字若しくは記号に相当する符号(語)と明らかに異なって現出(発音)された符号(語)(通話表の使用を誤っているものを含む。)又は受信すべき試験問題のそれぞれの文字、数字若しくは記号と明らかに異なって記載された文字、数字若しくは記号をいう。

イ 「脱字」とは、送信すべき試験問題のそれぞれの文字、数字若しくは記号に相当する符号(語)のうちこれを漏らした符号(語)又は受信すべき試験問題のそれぞれの文字、数字若しくは記号のうちこれを漏らした文字、数字若しくは記号をいう。

ウ 「冗字」とは、送信すべき試験問題のそれぞれの文字、数字若しくは記号に相当する符号(語)以外に現出(発音)された符号(語)又は受信すべき試験問題のそれぞれの文字、数字若しくは記号以外に記載された文字、数字若しくは記号をいう。

エ 「不明りょう」とは、送信により現出(発音)された符号(語)又は受信により記載された文字、数字若しくは記号の書体が不明確であって、他の符号(語)又は文字等と紛らわしい次のようなものをいう。

(ア) 符号

A 1符号中において、その直近する線の2分の1から3分の2の点又は線が含まれている符号

B 特定の符号に限り、断片的に「割れる」、「抜ける」、「粘る」又は「消える」符号。ただし、低周波発信音が正しく現出されている場合を除く。

(イ) 発音

語頭又は語尾がほとんど聴取できない発音

(ウ) 書体

文章としては判読できる場合であっても、単独の1字としては誤読されるおそれのある次のような書体。ただし、明らかに誤字と認められるものを除き、かつ、特定の文字であって全部にわたり習慣的に記載されているものについては、不明りょうとせず品位とする。

注 (区別不明りょうの具体例)

「リ − ソ」

「ツ − シ」

「ヒ − 七」

「マ − ア」

「セ − ヒ」

「ニ − 二」

「ハ − 八」

「レ − L(段落)」

「m − w」

「n − u」

オ 「未送」とは、試験終了の合図があるまでに送信し終わらなかった文字、数字又は記号その他の字数に算入すべき符号、間隔等をいう。

カ 「訂正」とは、訂正符号又は「訂正」の語の送信を必要とするとしないとにかかわらず、訂正符号又は「訂正」の語の送信をいう。

受信においては、抹消の場合及び抹消による訂正又は改ざんによる訂正の場合をそれぞれ訂正とする。

キ 「品位」とは、各種目の試験ごとに実際通信に即しての影響を想定し、総合的に評定する不良の程度をいう。

 

(品位の評定)

(3) 品位の評定は、次の各号によるものとする。

ア 次の場合は、その不良の程度に応じてA級(0〜2点)、B級(3〜6点)、C 級(7〜10点)及びD級(11〜15点)に区分して評定するものとする。

(ア) 送信符号が連続的に「割れる」、「抜ける」、「粘る」、「消える」場合であって、特に調整すれば印字され、又は辛うじて受信可能のときは、C級又はD級とする。ただし、調整不能であり、かつ、低周波発信音が受信不能のときは、採点不能として0点とする。

(イ) 送信符号は、連続的に無間隔ぎみであるが、辛うじて受信可能のときは、C級又はD級とする。ただし、低周波発信音で受信不能のときは、採点不能として0点とする。

(ウ) 送信速度に著しい遅速のあるときは、B級又はC級とする。

(エ) 各送信符号は不明りょうではないが、全般的に不ぞろいのときは、その程度に応じてB級からD級とする。

(オ) 各送信符号の間隔が全般的に不ぞろいのときは、その程度に応じてB級からD級とする。

(カ) 欧文の送信において、語間間隔がない場合又は語間間隔が全般的に過大若しくは不ぞろいのときは、その程度に応じてB級又はC級とする。

(キ) 和文又は欧文を送信する場合に、通間間隔として約5秒の間隔をおかないとき及び和文の送信において本文の字数が60字を越える場合に約5秒の間隔をおかないときは、それぞれの程度に応じてA級又はB級とする。

(ク) 受信用紙の記載欄を誤り又は欄外に記載したときは、その程度に応じてA級からC級とする。

(ケ) 特定の文字、数字又は記号が全部にわたり習慣的に不明りょうに記載されているとき(ネを子と記載するもの、和文の数字をアラビア数字で記載するもの、括弧を「「」」と記載するもの、区切点を「。」と記載するもの等を含む。)は、その程度に応じてA級からD級とする。

イ 次の場合は、誤字、脱字又は不明りょうとせず、特に品位としてそれぞれ次のとおり減点するものとする。

(ア) 訂正符号(「訂正」の語)を送信した場合において、二、三字前に戻らず訂正を要する文字、数字又は記号から送信したときは、1回ごと1点

(イ) 和文の受付時刻の数字に略体を使用しないとき及び和文(受付時刻を除く。)、欧文の額表の数字に略体を使用したとき、1字ごとに1点

(ウ) 和文訂正符号「ラタ(━━━━━)」の代わりに「HH(━━━━━)」を使用したとき及び欧文訂正符号「HH(━━━━━)」の代わりに「ラタ(━━━━━)」を使用したときは、それぞれ1回ごとに1点

(エ) 和文終信符号「ラタ(━━━━━)」の代わりに「AR(━━━━━)」を使用したとき及び欧文終信符号「AR(━━━━━)」の代わりに「ラタ(━━━━━)」を使用したときは、それぞれ1回ごとに1点

(オ) 本文符号「ホレ(━━━━━)」、特別取扱符号「ホホ(━━━━━)」、局内心得符号「ウウ(━━━━━)」、欧文訂正符号「HH(━━━━━)」等、連結すべき符号を分離して送信したときは、1回ごとに1点

(カ) 欧文の受信において、不完全な「i」、「j」又は「t」を記載した場合は、暗語のときは、1字ごとに1点、普通語のときは、3字ごとに1点

(キ) 欧文の受信において、分割すべき語を連結し、連結すべき語を分割して記載したときは、1回ごとに1点

(ク) 符号間隔が6点相当以上又は欧文の語間間隔が14点相当以上の時は、1回ごとに1点

 

 (不問の取扱い)

(4) 次の各号の場合は、特に不問とする。

ア 電報形式の間隔の各通の間隔に「AHR」を送信した場合

イ 2枚以上にわたり文書形式の問題の2枚目、3枚目等に移る場合において「問符」又は「以上60字」若しくは「2枚目」、「3枚目」等の符号又は語を送った場合

ウ 欧文の送話において、欧文通話表に示されている正しい発音によらないで、次例に示すような多少異なった発音をした場合。ただし、「アルファのA」又は「ブラボウのB」のように発音した場合は、誤字とする。

送話すべき文字

送話すべき文字の識別語

正規の発音(国際音標文字による表示)

不問とする発音の例(国

際音標文字による表示)

  H

  O

 HOTEL

 ZE−RO

 hou′tel

 zerou

   hotel

   zero

 

エ 電報形式による和文の問題の受信に際して、冒頭、受付時刻の時と分の間又は受付時刻とあて名の間の区切点を記載した場合

オ 電報形式による欧文の問題の受信に際して、特記事項とあて名と本文の間又は本文と署名との間の二重線を記載した場合

カ 電報形式による和文の問題の送信において、60字目の字に濁点又は半濁点がある場合において、その送信方法として、「・・−−・・」の次の濁点又は半濁点を送信し、次に約5秒の間隔をおいた場合

キ 和文の問題の受信に際して、平仮名、アラビア数字又は横書きで答案を書いた場合(「文はカタカナ、数字は漢数字で、右から縦書きとする。」旨受験者に注意を行った場合を含む。)

ク 受信又は受話の試験において、本文の濁点又は半濁点を付した文字の次に1字分の空欄をおいた場合

ケ 和文の問題の送受信に際して、発信局を番号で表示するときは、発信局に「ハツ」発信番号に「タナ」を送信に際してこれらを前置しなかった場合、又は受信に際してこれらの前置記号を記載した場合

コ 欧文の問題の送信に際して、発信番号に「NR」を前置しなかった場合、又は受信に際して、この前置記号「NR」を記載した場合

 





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